⑥ハウスでのうんち問題

　今日は冷たい雨で真冬らしい天気。週間予報では来週あたり関東では雪が降るみたい。
　
　ボニーは雪が大好きだから楽しみだ。そう、冬は夏に比べればゴールデンレトリバーのボニーにとっては楽ちんで、毎年俄然元気になる。

　でも今年はなんとなく元気がないのが気になる。前みたいに自由に歩けなくなって家の中でもよく転んでしまうので、ストレスが溜まっているのだと思う。

　あとはぼくがあまりに付きっきりなのがうざいのかもしれない。基本的にボニーはひとりでいたいときは邪魔されたくない質で、子どものときから休みたいときは自分からハウスの中でひとりで寝ている。

　最近はハウスの中で、ぽろっとうんちをしてしまうから、ときどき見に行くのだけど、それもなんだか鬱陶しいのかもしれない。だからそっと起こさないように処理をするように心がけている。
　
　飼いはじめたパピーの頃をよく思い出す。トイレのしつけがまだできなかったとき、必死にトイレシートにするように練習した。でもボニーはハウスの中で所かまわずすぐにしてしまい、声をあげて怒ったりもした。犬を飼ったことのあるひとは誰でも経験することだけれども、パピーのころはとにかく必死だ。言うことを全然きかないから、つい怒ってしまう。だけれどそれはよくなくて、できたことを褒めながらしつけはしなければいけない、と当時近所のドッグスクールの先生に言われ、極力怒らないように、やさしくしつけた。

　ボニーは次第にハウスの中ではおしっこもうんちもしなくなり、散歩のときだけするようになった。大型犬は大体そうなるみたいだ。

　それから15年たち、またパピーのころのようにハウスでするようになった。一昨年の脳梗塞で寝たきりになったときもそうだったけれど、けっこううまくする。横寝状態でちょこっと尻尾をあげて、遠慮がちにする。それが実に愛おしく、うまくできたね、と頭を撫でてあげる。

　いまはしつけなんてもう考えないで、ボニーが好きなように過ごせるよう見守っていこうと思っている。　
　

　だいすきな雪は今年は降るのかな
　また一緒に雪合戦したいな
　

（6年前の大雪のとき＠横浜）