㊶犬をみとるということ

 風が強い1日。晴れ。ボニーは退屈そう。というか、ずっと眠そう。
 
 昨日の日経新聞に、「高齢飼い主、老犬介護困難 「最後みとって」相談相次ぐ」という記事があった。それによると、老犬となった愛犬を世話できなくなった高齢の飼い主が、世話ができないから引き取って最後をみとって欲しい、という問い合わせが老犬ホームに増加しているらしい。
 そうだろうな、と思う。ボニーの介護をしていて、このハードさは高齢者には到底無理だ。体力だけでない。経済的にも医療費その他かなりかかる。肉体的、精神的、経済的な理由で、高齢となった愛犬を捨ててしまう高齢者が増えてしまっているのかもしれない。

 今日は夕方の散歩中、

「すっかり大人しくなったわね」

と、ずっとボニーを可愛がってくれている、近所の高齢の方に言われた。その方は数年前に無事にゴールデンをみとった。
 「無事に」というのも変だけれども、「犬をみとる」ということに様々に思いを巡らし、すっかり大人しくなったボニーをバギーに乗せて夕暮れの街を歩いた。


 散歩中うとうととする老犬に「大丈夫だよ」と声かける夕

 

 (バギーを降りて歩くボニー)


 

 

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