㉑今日も思いっきり転んでしまった

 昨日はハウスのなかで転び、水の入ったボールに半分顔が浸ってしまい、危うく溺れそうなところを助けたのだけれど、今日はハウスの外の、水が入ったボールの上に胴体からステン! と真横に転んで、ボールの上で身動きが取れなくなった。

 すぐに起き上がらせて、また「大丈夫、大丈夫」となだめながらびしょびしょになった体を拭いた。ボニーはそうしているうちに、ぼくに抱えられながらぐーぐーといびきを鳴らしはじめた。けれどボニーはきっとそんな自分の体に不安が募っていることだろう。
 
 二日連続でこうしたことが起きると、今後も家のなかで転ぶことを想定して、ボニーにとって安全な部屋に作り変えなければと思う。とはいえ、ボニーのいる部屋は実家の居間なので、勝手に模様替えをするわけにはいかず、家族との交渉がこれから大事だ。

 基本的に、父も母もボニーのことを大切に思っているから、ボニーのためならなんでもしてくれる。脳梗塞になって一時期寝たきりになったときも、それまで二階にあったハウスなどボニーの一式を、一階の部屋の一画を整理して丸ごと移動した。それから一年半はうまく行っていたが、ついに本格的な介護の環境を整えなければならない時期がきたと思う。

 明日は獣医さんのところでシャンプーの日。先生に相談しよう。何より、ボニーにストレスのかからない環境づくりを心がけたい。

 
 どこにいても転んでしまう歳となりし愛犬を胸に抱いて泣くな




 

 

 
 

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