(59)喪失からの道のり2.ペットロスのグリーフケアについて

 先日、親友のMさんからグリーフケアのためにブログをつづけた方がいいとアドヴァイスをもらったことを書いたけれど、Mさんは医師で緩和ケアを専門にしている人で、ぼくの学生時代からの20数年来のかけがえのない親友だから、このブログは大事だと信じてつづけていこうとおもう。

 まだボニーが亡くなって2週間も経っていないけれど、そんなMさんはじめ、ボニーの骨を一緒に拾ってくれたFさん、そして多くの友人たちや、近所の、ボニーとともに過ごしてくれた犬を愛する飼い主たちとの触れ合いによって、一歩一歩グリーフ(悲しみ)のケアはできつつある気がする。

 「気がする」というのは、いまぼくはまだボニーを失った「ショック期」にいて、なんだかよくわからない状態にいるからだ。

 Mさんが教えてくれたグリーフケアのページがある。とても参考になる。
https://www.grief-care.org/about/

 このなかで、日本人の最愛の存在を失ったあとの3つの悲嘆(グリーフ)パターンの図があって、悲嘆から回復する1パターンが示されている。その図によると、いまぼくは「ショック期」から「喪失期」「閉じこもり期」に移行しようとしているのだとおもう。その後、回復していく「癒し、再生期」のステージにいけるのかどうかはまだからない。

 ただなんとんく、いまは無理せず、ゆっくり「ショック期」から「喪失期」までの時を過ごそうとおもう。

 この2日ほど、ボニーが目の前で息を引き取った瞬間をよく思い出す。そしてその2時間前に、「ボニー、散歩いこ」と言うぼくをみて尻尾を振って、深い眠りに落ちていった姿も。だから、ゆっくりと新しい人生の準備を、ボニーのその最後の姿を胸に刻み、はじめるときなのかなと感じている。

 まだ、とても辛いけれども。


 癒えぬままともに過ごした日々抱き
 ともに生きよと君に語りたい



(この3/1のボニー)



 

 

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